Summer Wood コンセプト

Pride 一途な決意。

良質な葡萄に導かれ、
たどり着いたワインの理想郷。
新しいワインの楽園に、カリフォルニアのパソロブレスが選ばれた理由は、その優れたテロワール。アメリカのワイン法によって、政府が上質な栽培地域と認定する「A.V.A(American Viticultural Areas)」のひとつでもあり、豊富な日照量、気温をはじめとする気候はもとより、地形、土壌などあらゆるものが、まるでワインをつくるために用意されたかのような好条件でした。畑のすべてを写し出す葡萄。そして、その葡萄がワインの仕上がりを決めるのならば、ワイナリーの立地はまさしくクオリティの生命線。カリフォルニアのほぼ中央に位置するパソロブレスは、青空から充分な陽光を受けながら、夜は海からの涼風に冷やされ、朝ともなれば辺りは一面白い霧の世界へ。このダイナミックな変化こそが、希有ともいえる良質な葡萄を授けてくれるのです。本当のワイン通だけに愛される、ワインの楽園を築こう。真摯に追求したひとつの願いの果てに、サマーウッドはパソロブレスへと辿り着きました。

Pride 果てることない情熱。

伝統に従い、
伝統の先にあるワインを求めて。
ワインの質は葡萄に委ねられている。幾度となく繰り返されてきた、絶対の真実。この命題に、いかにして応えるかによってワインの正否もまた、決定付けられます。優れた土地にも、土壌にも恵まれたパソロブレス。さらにサマーウッドが注力したのは、アメリカが誇るテクノロジーとの融合でした。栽培や収穫など、手技が質を磨きあげる工程は人に。24時間管理など、見落としが許されない作業は機械に。葡萄の樹から熟成タンク、樽にいたるまで、最新のIT技術を導入することで、確実なワインづくりを望んだのです。こうしてサマーウッドは、伝統を受け継ぎつつ、伝統を凌駕する革新をワインの世界にもたらしました。それでも、まだ見ぬ新しいワインへの追求は、まだはじまったばかりです。

Pride 純粋な信念。

サマーウッドが、
知名度よりも大切にしたもの。
多くの人に知っていただきたいと願うワインほど、限られた人にしかお届けできないもの。その理由は、随所に人手をかけ時間を費やすから。さらに、一房の葡萄へ運ばれる栄養を増やし、果実の成分を凝縮するには、収穫量を抑える必要もあります。このジレンマこそ、サマーウッドが最初に直面した課題でした。量産を行えば、質が落ちるのは明らか。ならばいっそ、過剰なプロモーションを避け、わかる人にだけ届けばいいと考えたのです。決して有名とはいえないサマーウッドワインが、いきなり国際的ワインコンテスト「Critics Challenge International Wine Competition※」 において、1,229本の頂点に選ばれたのも、こうした背景があるから。広く知られるよりも、深く愛されたい。この決断が、サマーウッドのブランドポリシーとして今も脈々と受け継がれています。
※Robert Whitey氏がディレクターを務め、2004年サンティエゴとカリフォルニアにて開催された国際コンテスト。

Owner’s Message オーナーメッセージ

パーティや記念日、日常のちょっとした食事会…。人が集う時、その場に一本のワインがあるだけで、雰囲気が華やかになります。お互いグラスにワインを注ぎ、味わいや愉しみを共有する。それだけで人と人は、つながることができます。私たちが、上質なワインづくりに情熱を傾けるのは、このような不思議な力に魅了されたせいかもしれません。おいしいだけではなく、人の気持ちをひとつに結び、幸せな空間を醸成するワインでありたい。サマーウッドワインが、細部にまで徹底してこだわり、ともすれば過剰なまでに丁寧な製法を採用しているのも、こうした理想が礎としてあるからです。これまでも多くの傑出したボトルを発表してきたサマーウッドワイナリー。それでも、私たちのワインづくりは、まだ志の途中です。ワインは、愛情を注ぐほど、試行錯誤を繰り返すほど、果てることなく応えてくれるもの。セラーに眠る一本一本が常に最高の先をめざして醸した一本である。それが、私たちの誇りです。あなたの手にするボトルが、その場に集う大切な皆様の気持ちをつなぎ、幸せな笑顔で満たされますことを、心より願っております。